patagonia puff jaket
patagonia puff jaket

Patagonia「パフジャケット」極寒の北海道でおじいちゃんが着ていたお下がりをリユース

今年で49年目の歴史を刻むアウトドアメーカー「パタゴニア」

環境問題に警鐘をならし、企業として環境負荷の少ない高性能な製品をその長い歴史の中で確立させて来たアメリカの会社です。

製品の主軸の【化学繊維のジャケット】はいち早く時代の最先端を牽引して来ました。

そんな化繊ジャケットもこの長い年月で、地球目線・ユーザー目線に立ち徹底的にアップデートが繰り返されます。

そんななか、北海道に住む88歳の祖父が、冬の間にヘビロテで愛用していたジャケットを

元パタゴニアスタッフである孫の私がお下がりとして受け継いだので記事にしてみました!

是非、最後までご覧ください!

パタゴニア

 

patagonia puff jaket じいちゃんのお下がり

パタゴニア パフジャケット
北海道当別町。夕方になるとまだまだ寒い。

この製品と出会いは、記憶に新しい東北大震災の翌年の3月。

たまたま入ったセカスト(セカンドストリート)にて、セール価格で売り叩かれていたところを購入。

なんせちょっとした衝動買い。

普段パタゴニア製品はXS/Sサイズの自分には大きく、その後祖父の手に渡り真冬の北海道で大活躍したとか(祖父談)。

それが、「もう雪かきは引退する」と言い出した祖父。

「じゃああれ返してよ」と再度自分の元へ帰ってきたのです。

おかえり!

 

usedならではの面白いものが

パタゴニア タグ パフジャケット

N.Y…

おそらく、前々オーナーのイニシャルか何かだと思うけど、個人的には古着ならではみたいで好きですw

呪いのビデオだとか、人の恨みつらみを込めた市松人形みたいな怨念とか、黒魔術の類を気にして中古を嫌煙する人も多くいるとは思うけど..

イニシャルN.Yって書くような陽キャにそんな邪悪な念は感じませんね^^

パタゴニア タグ パフジャケット

STYLE NO.83990 F01

F01が示すように、2001年製の製品。

吐いて捨てるように消費されてきた1990年代〜2010年代。

同年代に一世を風靡した、パタゴニアの名作ダスパーカーヒットの陰で誰かが寒い日に着ていたジャケット。

ファストファッションの歴史といってもよい、過去20年の時の中で、今日までオーナーを変えながら生き残ってきたジャケット

そう思うと、感慨深くもなります。

 

雪かき歴80年のベテランのウインターシーズンの普段着

パタゴニア パフジャケット

サイズ感はかなり大きめと言ってよいと思います。

だいたいこの手の製品はアルパインのビレイ時に活躍するような中綿ジャケットとなるため、当たり前のように暖かいですね!

そんでもって、雪山で使おうって気ではないし(それでも、年に何回か遭難しそうになる北海道..)

レイヤリングしたらそりゃ暑いくらいですね。

ちなみに、現行の「nanopuff」や「micro puff」とは違い野暮ったい感じもそんな雰囲気を醸し出していますね。

 

「暖かさ」は、もちろん!86歳のじいちゃんの超お気に入りポイントはここだっ!

パタゴニア ジップパフジャケット

じいちゃん曰く一言で表すなら「軽くて、温くて、軽い!あと、ポケットがデカくて良い!」とのことです。二言もらいました。

ツッコミは多々ありますが本当にその通りなんですよ!

暖かく軽く、なんでも入るデカいポケットがあるんですw

パタゴニア

 

暖かさを保つハイロフト・インサレーション

当別川

数あるハイロフト製品の中で、現在では廃盤となっているpuff jacket

だが、防寒機能という面であれば他アイテムと遜色なく使えると思う。

特に、冬のタウンユースなどではタフに着倒すのに向いているし、往年のパタフリークスのおじさん達からは「なつかしー!」と声をかけられるかも..?(うれしくねぇ)

とにかく化繊中綿ってのは状況の変化に強い印象で多少の濡れや、羽毛の抜けなど無いのでヘビロテ必須の街着では大活躍する予感が沸々と湧き上がります。

インサレーションにも触れておきますが「ポーラガード」が中に入っていますが、これまた懐かしい素材ですね!

当時の各社の化繊ジャケットには多く使われていました。

現行のDASパーカーなども、長い年月をかけてゆっくり進化を重ねて今があるんですね!

おそれいります。

 

2WAY仕様で活躍!?シーンに応じておしゃれに!

パタゴニア 2way パフジャケット

フードを取り外しできる2WAY機能もあり、スノーシーズン〜春先まで使えちゃいます。

どうしても車の乗り入れや、物置などで作業するときに引っかかってしまうのがフード!

一度、壁にかけてあった夏用の物干し竿に引っ掛けていろんなものが落ちてきたみたいです。

なので、うちの祖父は安全策で汎用させていたようです(用心深い)

生きててよかったw

パタゴニア

と言っても、おさがりで貰った以上かっこよく着れたらいいなぁ。

次回モデルを携えて、掲載したいと思います。

 

冷気を遮断するドローコードと四次元ポケット

patagonia puff jaket

突然ですが、-10度風速9mの吹雪をご覧下さい。

2月の北海道当別町(札幌市中心部より約40分に位置するところ)の猛吹雪です。

爆弾低気圧が接近すれば、雪をかいても数時間後には白銀の世界です。

特に降雪量もですが、何も無い平野部では地吹雪の影響で吹き溜まりや最悪暴風雪をともなった魔界へと変貌するのです(爆

 

当別町 吹雪

このような猛吹雪の状況化では、地を這う冷気が背中まで入ってきてしまいますが、裾をキュッと締めるドローコードは小さいシステムながらも大きな役割があるんですね!

patagonia puff jaket

そして、大きなポケットは4つ!

 

  • 左胸のpatagonia Fitz Royタグ下
  • 脇下のポケット左右
  • 内側のメッシュポケット

 

斜めにはしる左胸のジッパーは、小物が取り出しやすく鍵やスマホなど!裏地もポリエルテル素材なので引っ掛かりなどはありません。

両脇下のポケットは最大で冷たくなった手をつこめば、いい感じに温められます。

もともとビレイ用のジャケットなもんで、少し高い位置に設計されています。

内側のメッシュボケットは紛失しやすい手袋などを収納するのに良いと思いますね^^

 

廃盤しているけど大丈夫!さらにアップデートされた製品一覧!

メンズ・DASパーカ

↓↓詳しい製品情報はコチラ↓↓
パタゴニア公式サイト メンズ・Das・パーカ

信頼のビレイジャケットとして再販したDASシリーズ。

軽い・暖かい・機能的と街着には勿体無いクオリティですが、その化繊中綿やビジュアルもタウンユースで確立されていますね!

マニアも多く存在する製品です!
iconicon

ナノ・パフジャケット

パタゴニア 渓流釣り
ナノパフを身にまとい、フィッシングトリップ中にコーヒーブレイクの阿木くん

↓↓詳しい製品情報はコチラ↓↓

パタゴニア公式サイト メンズ・ナノ・パフ・ジャケット

さらにライトのものであれば、ナノパフ。

動きやすく、行動派ならこれ!

化繊の中綿はプリマロフト・ゴールド!

キルティング状の縫製が空気を閉じ込めて寒さを感じずらい作りとなっています。

↓↓阿木さんの記事に飛べます↓↓

 

マイクロ・パフフーディ

マイクロパフ
森暮らしライターnicoさんと波を見計らう。

↓↓詳しい製品情報はコチラ↓↓

パタゴニア公式サイト メンズ・マイクロ・パフ・フーディ

羽のように軽くととにかく軽いです。

軽さはダウンにひけを取らないマイクロパフは一着でももちろん、

シェル・ジャケットなどとレイヤリングしてもストレスがない優れものです!

インサレーションは超軽量のプルマフィルを使用しています。

 

 フィッツロイ・ダウンジャケット

北海道のサーフボードシェイパー。Saito Takumiさんのフィッツロイダウン。

サーファー・サーフボードシェイパーのSaito Takumiさんおすすめのフィッツロイダウン。

今記事に掲載した他ジャケットとは違いインサレーションはダウンです。

ダウンのメリットは濡れには弱いけど、軽さと保温性はピカイチです!

とにかく暖かさとデザイン性をという方にはピッタリの製品ですね!

↓↓Saito Takumiさんの記事に飛べます↓↓

 

古着屋やフリマサイトで見つける

消費の種類でもリユースやリサイクルという手段は持続可能な社会を作るためにもとても重要なコトです!

なんなら、新品よりも格好良く味があるものが多く存在しているとおもいますよ。

誰かが大切にしていたものを安価で購入出来、これから先も大切に付き合い続けるアイテムを探すのはとてもワクワクします。

また、パタゴニアではどこで購入しようが正規品であれば、リペアサービスも行っています。

着るコトのストーリーを大切にしているパタゴニアのサービスを是非!

↓↓詳しい製品情報はコチラ↓↓

パタゴニア

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刑部広平

1987年11月6日生まれ 北海道当別町出身 調理師、アウトドアアパレルメーカ Patagonia札幌北ストアを経て2019春に島牧村へ移住 Fourwin株式会社 セールスマネージャー 個人事業 千走商会 趣味のFlyfishingを楽しみスローな暮らしを目指している
1987年11月6日生まれ 北海道当別町出身 調理師、アウトドアアパレルメーカ Patagonia札幌北ストアを経て2019春に島牧村へ移住 Fourwin株式会社 セールスマネージャー 個人事業 千走商会 趣味のFlyfishingを楽しみスローな暮らしを目指している
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