極寒の朱鞠内湖
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パタゴニア “キャプリーン・エア ”寒さに勝つためのレイヤリング①ベースレイヤー編

極寒の自然環境で遊び尽くす、全ての方へ。

真冬でもアウトドアしてますか?スキー・スノーボードに冬山登山に真冬の釣り。

私が住む北海道では、MAXで寒い日には–15度前後くらいの気温まで下がり、アウトドアマンは勿論、

外で作業をするガードマン、酪農家にバードウォッチャーなど寒さに負けず、快適安全でいたいですよね。

しかし、極寒の最中においてでも、重労働で汗を流すほどの動きをする工事作業員と、ジッと息を潜め、冬鳥を観察するバードウォッチャーとは、装いがかなり変わってきます。

今回は、元パタゴニアの店舗スタッフの私が、ゴリ押しする、多彩なシーンで使える超最強ベースレイヤー“キャプリーン・エア”のご紹介します!

パタゴニア

保温性と通気性抜群のキャプリーン・エア

極寒

こちらのアイテムは寒い環境での使用に重点をおき、保温性能・通気性能に優れたおすすめ製品です。

patagoniaが、あらゆる野外スポーツのアクティブな動きにも対応出来ます。

リサイクルポリエステルが用いられた化学繊維素材のベースレイヤーの定番“キャプリーン”と、世界中のアウトドアマンに愛されている“メリノウール“を混紡させた超スーパー万能型アイテムなのです!

キャプリーン・エアはキャプリーンが持つ、快適性と速乾性。

そして、メリノウールの保温性と、これまた速乾性の「いいとこどり」をしたキャプリーン・エアは本当に手放せないベースレイヤーの一つと言えます。

キャプリーン・エアが持つ快適性の理由〜メリノウール混紡〜

メリノウールとは

人体から放出した汗は、コットンなどの吸収性が高い生地だと、びちゃびちゃに濡れ、完全に乾くまで数時間かかる場合がほとんどですが、キャプリーン・エアは即座に汗を吸収→発散してくれます。

ポリエステルなどの化学繊維素材は、なんとなく乾きが早そうなのは想像できますが、羊毛であるメリノウールもまた、想像のはるか上をこえるような万能機能があるのです。

ウールが用いられた代表的なウエアでは、フィーシャーマンズニットが有名です。

14世紀初頭に使われ始めたと言われていて、北欧諸国の伝統的な防寒着として、漁師たちに好まれている超ロングテール製品です。

漁仕事にも使える、メリノウールが持つ優れた防寒性は、その縮れた繊維によるものです。

縮れた繊維が絡み合う事により空気が逃げづらく、閉じ込められた空気が体温で温められるようになっております。

また、羊毛自体も鱗状の面を持ち、水気があると収縮し即座に水分を逃してくれる性質があるため、速乾性にも優れているのです。

たまらない着心地の良さ

コットンとポリエステルの生地の違い
ウール素材といえば、チクチクした着心地で苦手と言う方が大多数いらっしゃいます。

しかし、キャプリーン・エアは、リサイクルポリエステルを49%混紡しているため、サラッとした着心地で、チクチクした感じは購入初期には多少ありますが、使い込むほどに無くなって行きます。

さらに、縫製が一切なくきめ細やかに編み込まれた生地は妙なかさばり感も無く、ストレッチ性にも優れていて、肩部分もラグランのため、体に密着するような着心地で、余計なストレスから解放されます。

この縫製のない仕様を3D仕様と呼び、摩擦の要因を解消してくれています。

また、製造段階で生地の無駄を省き、無駄がなく、エコなのがまた、パタゴニアらしい製品ですね!

普段使いも出来る万能選手

キャプリーン・エアはテクニカルな製品ですが、寒い環境での普段使いでも大変使い勝手がよいアイテムです。

もともとベースレイヤーなので重ね着で使うのに最適で、寒さが厳しい時期でも、一枚着込むだけで体温をしっかり保ち、外に逃しません。

そして、一枚だけでも十分使えて真夏以外は汎用可能な広い守備範囲を誇った製品と言えます。スリムフィット(タイトな作り)のため、ベースレイヤー以外の使い方をするのであれば、1サイズ大きめで購入される事がおすすめです。

また、タイツタイプの「キャプリーン・エア・ボトムス」は足元からの冷えをしっかり遮断してくれます。いつでもサラサラ感を保ってくれる、真冬の必須アイテムです。

ヒートテックなどは、確かに暖かいのですが、非常にムレやすく、最悪の場合は汗冷え、下半身の痒みにつながってしまいます。

その点このキャプリーン・エアシリーズはムレ知らずの優れた製品ですね。

注意点としては、毛玉が出来やすいので毎回洗濯するのもお勧め出来ません。あくまでも、ベースレイヤーとしての製品ですので普段使いをする場合は、最低でも正しい洗濯方法を知りましょう。

お手入れと洗濯方法

キャプリーン・エア ・クルー

製品本来の機能が十分に発揮された状態でご使用いただくためには正しいメンテナンスが必要です。

それにキャプリーン・エア はニット製品ですので、お洗濯のときは少し注意が必要な製品です。

メリノウールには防臭効果があるため、頻繁に洗濯をする製品ではありません。私は多少匂いが気になる様になってから洗濯をしています。

洗濯の際に、そのまま洗濯機に入れたり、他の衣類と一緒に洗濯をすると、摩擦で非常に毛玉が出来やすく、製品寿命も著しく低下します。

ですので、お洗濯の際は必ず洗濯ネットに入れてからソフト洗いで洗浄をすることをおすすめしています。

お洗濯後は乾燥機で低温乾燥させるか、平干しで自然乾燥させましょう!

5日間着用しても臭わない防臭性能

過酷な自然環境での車中泊
恥ずかしい話になりますが、私は5日間連続でキャプリーンエアクルーを着用し続けた経緯がありますので、その時の使用状況を書きたいと思います。

使用状況

  • 3月の道南日本海のFlyFishingトリップ
  • 淡々と続くサーフを15ℓのパックを装備して1日中歩いたり、止まったり
  • 日中は日が差し、少し汗ばむ状況あり
  • 車中泊

こんなところです。

そこまで大量の汗をかくといった状況ではありませんが、汗の嫌な匂い、ベタつきなどはほぼ無く快適に過ごせた印象でした。

正直、メリノウールの防臭性能が高い事は認識していましたが、パタゴニアのキャプリーン・エアは私の想像を超える防臭性がありました。

よって頻繁に洗濯が出来ない山小屋での宿泊や、バックパックひとつでの旅行にも最適なアイテムと言えます。

よりテクニカルなキャプリーン・エア・フーディーとキャプリーン・エア ・バラクラバ

キャプリーンエアフーディ

キャプリーン・エア・フーディとは、フードがついているパタゴニアが提供する「キャプリーン・エアシリーズ」の製品のひとつです。

フードが既に付いているので、普段使いには向きませんが、口元・ほっぺた・耳まで柔らかい素材が包み込みバラクラバの単体使用など必要ありません。

バラクラバ単体の使用でよく起きる首元のズレは、このキャプリーン・エア・フーディではほぼ無く、ズレを気にせず着脱も簡単に出来るので重宝しています。

キャプリーン・エア ・バラクラバ

また、キャプリーン・エア ・バラクラバは色々な組み合わせで使用出来、着脱フリーのため、嵩張りを抑えることも容易でその日の天候によるギアセレクトの幅を広げてくれる製品です。

写真のように、ビーニーと合わせたり出来るのは3D構造ならでは!おでこに合わせてフィットするのでずり上がるストレスはほとんどない感じです。

通気性もよいので息がサングラスを曇らせにくいところもお気に入りポイントですね!

まとめ


今回ご紹介した、キャプリーン・エア についてのまとめです。

  • 保温性・通気性共に抜群。
  • 極寒環境にめちゃくちゃ強い。
  • 肌触りが良く、伸縮性がある。
  • 主にベースレイヤーとして普段使いにも向いている。
  • 毛玉が出来やすいので、洗濯に注意する。
  • 防臭性能が群を抜いている。
  • 「キャプリーン・エア・クルー」「キャプリーン・エア・フーディー」「キャプリーン・エア・ボトム」 「キャプリーン・エア・バラクラバ」の4つのラインナップ

このように素晴らしい製品です。

ここまでの長文をお読み下さり、ありがとうございます。

購入を検討されている方には絶対的にお勧めの製品です。私は価格以上の価値があると思っていますので、是非購入して快適にアウトドアを楽しんでいただければ幸いです。

以上、パタゴニア “キャプリーン・エア ”寒さに勝つためのレイヤリング①ベースレイヤー編でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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刑部広平

1987年11月6日生まれ 北海道当別町出身 調理師、アウトドアアパレルメーカ Patagonia札幌北ストアを経て2019春に島牧村へ移住 Fourwin株式会社 セールスマネージャー 個人事業 千走商会 趣味のFlyfishingを楽しみスローな暮らしを目指している
1987年11月6日生まれ 北海道当別町出身 調理師、アウトドアアパレルメーカ Patagonia札幌北ストアを経て2019春に島牧村へ移住 Fourwin株式会社 セールスマネージャー 個人事業 千走商会 趣味のFlyfishingを楽しみスローな暮らしを目指している
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