シゼトモ米の発芽
12年
種をつなぎ
昨年の大不作も乗り越えた
エリートたち
生き抜くとは
繋ぎ続けること
生きるとは
繋いでゆくこと
競争のゆく果ては
繋ぎゆくことが
不可能になる
個
となり
共存
共有
共鳴なくして
存在の合理性など
あり得ない
競争させられ
競争することが
当たり前
の意識ほど
危険なことはなく
何かを犠牲にして
得たものなど
また、
何かの犠牲になる
その連鎖は
断ち切れることはない
自我は
そのベクトルのまま
より細分化され
小さくなり
内包するアイデンティティを
少しづつ
広義へと
落とし込む
人の為に
なんて
大それた目標を
出来もしてないのに
大人は子供に
軽々しく口にする
無責任に
リアリティはなく
そんな戯言は
何かに届くのだろうか
自利は 自利のままでよく
自我の解釈さえ
大きくなれば
その意味は1つになり
それが所謂
one ness
という精神状態になるのであろう
自然は、いつも
自利のまま
ワンネスであり続け
利他 を成している
種とは
そんなものであろう