今回は往年の名作フリースのpatagonia「シンチラスナップT」を古着屋さんで見つけて衝動買いしてしまったのでご紹介します!
35年間もアウトドア・タウンユースでも支持され続け、街やメディアでもよく目にする「シンチラスナップT」はいったいどんなフリースなのでしょうか?
そんなスナップTの魅力やおすすめな理由、洗濯方法など元Patagoniaスタッフが徹底解説します!
シンチラ スナップTとは?
スナップTは今となってはタウンユースでよく見かけるアイテムだが、制作当時は「アルパイン「クライミングなどの
アクティブなスポーツウエアとしての歴史があります。誕生した1985年から現在まで当時の原型をとどめているパタゴニアを象徴とするギアのひとつです。
シンチラ素材を使った機能的な生地や無駄を極限まで削った洗練された作りは、快適性と外に出かけたくなる欲求を満たしてくれるはずです!
サイズゆったりが定番スタイル!
スナップTはもともとテクニカルウエアだった特性上、ゆったりめ設計になっています。
まぁ、百聞は一見に如かずという意味で
- シンチラスナップT Lサイズ
- ライトウエイトシンチラスナップT xsサイズ
2つの着用画像をご覧ください。
スペック:167センチ55キロ 痩せ型
着丈が身幅が広いためワイドなシルエットです
シンチラスナップTは脇周りにゆるさが出るYジョイント袖が施されており脇周辺にゆとりがあるため、裾周りが捲り上がらない設計となっています。
横から見たら良くわかっていただけると思います。
普段xsの僕でも小さめだとちょっと心もとない感があります
「コンパクトにタイトに着たい!」というかたも多くいると思いますが
機能的、性能的に見るとすこしゆったり着れたほうが、快適性はずいぶん増すと思っています。
画像 Yジョイント袖
パタゴニアの服にはわりと多いこの形状
腕の上げ下げでツッパリ感なく、捲り上がるストレスは本当に感じません!
大きめのLを着ると中に薄いダウンなんかも着れちゃいます。
2月の北海道でこの記事をを執筆していますが、この装備で-4℃夜の街に繰り出すのは少し寒いですね。
オーバーサイズで着る要点をまとめると…
- 裾がまくり上がらない
- レイヤリングできる
- 締め付けが無くラク
レイヤリングできる→インナーダウンライトダウン系
防風性(風が通らない)が皆無のスナップTなどと合わせて着るとスナップTをアウターとしても使えますよね!
機能的部分
さて、サイズ感でガラッと印象が変わった」と思います。
あとはスナップTの真骨頂である機能的な部分を探っていきたいとおもいます!
- すぐ乾く素材【シンチラとは?】
- 生地は分厚い?薄い?
- 細かい作りはどうなってんの?
この三つを重点的にさらってみました
すぐ乾く素材【シンチラとは?】
シンチラ..?スナップTの前に付くシンチラ疑問に思ったことはないでしょうか?
シンチラとは、化学繊維のシンセティック+動物のチンチラを掛け合わせた造語です!
素材自体は100%化学繊維なので、別にチンチラの毛を使っているわけではありません笑
つまり、速乾性素材にはコソ化学繊維で計算して作られたシンチラスナップTなのです。
モコモコ印象のフリース…シンチラスナップTはかさばるの?
パタゴニア公式サイト メンズ・ライトウェイト・シンチラ・スナップt・プルオーバー
結論 結構嵩張ります!
スナップTに限らず、基本的にフリースの類(一部を除く)は嵩張るものとおもってもらっていいとおもいます。
しかも、プルオーバータイプ(被る仕様の服)のため、脱ぎ着がめんどくさいです。
そもそも、通気性が良いためデフォルトで着っぱなしなんですねー。
なので、同じようなものが何着もあるより、よく吟味して購入したいですよね。
画像 スナップTを鞄にギチギチに入れてる画像
ポケット・スナップ
スナップT唯一の装飾部のポケットと首周りのスナップをpatagoniaレトロXと比較して見て行きたいとおもいます。
iPhoneなどのスマートフォンの出し入れは完全にレトロXに軍配があがります笑
軽さ機能よりもシンプル重視ともいえますね。
そのシンプルさゆえのフラップ部分のチープさも好きなところのひとつなんですけどね笑
配色が違うフラップ付きのスナップ留めポケット・4つのスナップ留めが付いたナイロン製の前立て
レトロXと比べてすごく軽い作りですが、その反面スナップ(ボタン)が割れやすいとおもいます…
現実に画像のシンチラスナップTの一番上のボタンが割れていたりしますが、パタゴニアの直営・リペアで比較的安価に治すことが可能です。(色違いになる場合もあるみたいです)
また、袖口、裾、首元に施されている布は伸縮性のあるスパンデックスです。
長期にわたって使うとすり減ったように劣化しますが、こちらもリペア可能です。
- ポケットナイロン製フラップ付きのスナップ留めポケット付き
- 胸スナップ<4つのスナップ留めが付いたナイロン製の前立て
- リブ<袖口と裾のスパンデックスのリブは伸びてしまいましたが着用にはそれほど問題ありません
レトロXジャケットはシンチラスナップTの倍ほどの重厚感がある印象です。
作りはフルジップ 重厚で頑丈なジッパー 左胸ポケットは裏地もあり鍵やスマホなどの小物を収納するのに重宝しています。
フリース全体の裏地は防風性のフィルムが使用されており、風を通しません。
同じフリースというカテゴリーでもこんなに違いがあるのです。
- 左胸のポケット
- フロント ウインドフラップ付きフロントジッパー
- リブ
総合的に
スナップTよりレトロXのほうが普段使いは断然使いやすいと思います。
古着屋さんやリサイクルショップでお気に入りのシンチラスナップTを!
スタイリッシュな機能を備えたパタゴニア シンチラスナップT
古着屋で運良くお気に入りカラーと出会えるかも!?
ペットボトル25本
リサイクルの意識は古着屋で!
古着屋で買うメリット
- 一昔前のレアカラーが手に入るかも?!
- 環境的循環
- 基本新品より価格が安い(一部例外あり)
実際に僕もシンチラスナップTを7000円ほどで手に入れました(一番上のスナップがぶっ壊れているケド..)
差額にすると約一万円ほどで、90年代に作られた古着を購入できて満足です!
このようにpatagoniaでは使える物は使いまくって行こうってスタンス
古着屋さんやフリマアプリで簡単に買えちゃう時代です!
是非参考としてみてください。
画像(ギャラリー)
シンチラ スナップTの洗濯方法
フリースの洗濯方法について
意外と簡単です。
要点をいくつかまとめたいと思います。
生地を痛めないことが大切!
洗濯ネットを使うことはお気に入りのフリースと長く付き合うために必要なコトです。
ポイントは以下の通り
- 生地自体のダメージを減らす
- 裏返してネットに入れる
- おしゃれ着洗い・手洗いコースなどの優しい洗い方をする
こんな感じです。
フリース自体の選択頻度は多くはありませんが、このような洗い方をすればOKです。
次は僕が使っているネットを紹介します!
きめ細かいので、マイクロプラスチックや他の衣類との摩擦を抑えてくれる良いネットです!
洗剤にもこだわろう
今回はせっかくなので北海道で自給自足生活を営む【nicoさん】が作った天然成分だけで作った洗剤を使用してみました!
柔軟剤だとかは実は生地自体にダメージを及ぼすことがおおくなりますので、洗剤もこだわっているポイントです!
さすがの速乾性。洗濯機から出してすぐ乾いている感じがする。
洗濯が終わったらすぐに乾かします。
ハンガーは肩の部分がしっかりしたものを使うことによって、型崩れや落下を防止できます。
そして、今回思ったのがほんとすぐ乾いちゃうことですね!
これに限ります。
本来登山などの過酷な環境下で使用していたフリースなんで当たり前っちゃ当たり前なのですが、
これはほんとにすぐ乾くので割と洗濯後にすぐ使えちゃうきがします!
最後までお読みいただきありがとうございました!
今後もパタゴニア製品のことを書いていきたいと思いますのでまた是非お付き合いおねがいします!
元パタゴニアスタッフ刑部でした!