野生のラッコに会いに行った話し

この話をすると驚く人が多いのですが、北海道には野生のラッコが生息しています

僕自身も昔偶然見たことはあるのですがラッコとの距離は遠く双眼鏡で覗いてやっとその姿を確認出来た程度でした

そして数年前から沸沸とラッコと再会したい気持ちが再燃しましたが僕自身やりたい事が次から次へと出来てしまいなかなか行けずにいました

しかしもう我慢が出来ません(笑) ラッコを探しに行くことにしました

当初僕はラッコが繁殖をしていると言われている霧多布岬に行くつもりでしたが、道東に住む友人が以前に別の場所で見たと言うことでラッコ探索のガイドをお願いすることにしました(いつも本当にありがとうございます!)

友人サノくんと嫁のハルカさん3人でラッコ探しスタートです!

道中にはオジロワシやタンチョウが沢山居ます

オジロワシ
タンチョウツル

さすが道東ですね、自然が豊かです

そして釣りをしながら怪しい磯や漁港を探していきます

海面を見張りながらの釣り
トッカリ(アザラシ)は居ました
茹でられていない花咲ガニを初めて見ました!

道東は海も豊かで色んな魚が釣れます

特にウサギアイナメは道東の太平洋とオホーツク海でしか釣れない珍しいアイナメの仲間です

ハルカさんの釣った大きなウサギアイナメ
こちらはラメが綺麗な個体

いつも通りハルカ名人が男連中を尻目に良いサカナを釣り上げて行きます

見事な体色

サノくんはこれぞウサギアイナメと言った紫色のオスの個体を釣っています

なんとも羨ましい!

僕はと言うと

定番のシラミカジカ(美味しさ故に鍋壊しの異名を持つカジカの中でもあまり美味しくないらしく人気の無いカジカ)
ゴソガレイ(北海道では一般にはカワガレイ、標準和名はヌマガレイ、あまり人気はないカレイです)
ガヤ(標準和名エゾメバル、ガヤガヤとどこにでも居るからガヤと呼ばれる、あまり人気はない)
ちょっとだけ嬉しかったクロソイ

何故か僕にだけウサギアイナメが釣れませんが色々と釣れてくれて楽しい

しかし肝心のラッコは姿を現さず、僕は半ば諦めて居ました

釣りも満足したので海鳥の撮影を始める始末

その時サノくんの叫び声が聞こえました

「ラッコ!!!」

確かにそう聞こえました

僕は釣り竿を投げ出しカメラを抱えサノくんの元へ駆けつけます

海を見ますがそれらしき姿は見えません

しかし居ました…予想より全然足下に…

分かりますか?

サノくん曰く最初昆布の塊が流れてきたと思ったそうです

潜った姿は確かに昆布の塊に見える

久しぶりの対面

しかし距離が近すぎて装着していた望遠レンズが邪魔になってしまいました

ゆっくり観察する余裕もなく夢中でシャッターを切ります

なんとも愛くるしい♡
顔を拡大して見てほしい!
ピーンと首を伸ばしたところ
ネコのように顔を洗ってる?

全景を撮影出来なかったのが残念ですが、その可愛らしい顔を撮れたことで満足しました

少し距離を取れば良い写真が撮れると思いましたが潜水したラッコが再び姿を現したのは遥か遠くでした

拡大してみると何か棒状のモノを手に入れてウットリとカジカジしてるのが分かります

僕にとってはあっという間の出来事でしたがもの凄い興奮と達成感でした

確かにラッコに出会えました!

撮影後に写真を確認しながらニンマリ(笑)

運の要素が強いので気軽にお勧めは出来ませんがラッコの愛くるしいその姿は一見の価値ありです

興味と根気のある方は是非ラッコ探しの旅に道東へ訪れてみて下さい

例えラッコに会えなくても感動や楽しさ美味しいものにきっと出会えるはずです

なかなか良い写真が撮れたなーと満足でしたが今回のベストショットはハルカさんがiPhoneで撮ったこの一枚ではないでしょうか(笑)

可愛いがもっと欲しい人にはナキウサギもお勧めです

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Picture of 斉藤大介

斉藤大介

札幌在住 北海道の生き物が大好きで週末は釣竿、ガサ網、カメラを持って彷徨ってます
札幌在住 北海道の生き物が大好きで週末は釣竿、ガサ網、カメラを持って彷徨ってます
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