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Toggle11月初旬。もう北海道は冬到来という感じの寒さになってきました。
この頃の北海道の渓流。
紅葉樹の落ち葉や、針葉樹の匂いに包まれた森の中で、野鳥の声を聴きながらロッドを振るのは気持ちいいですね♪♪
今回はこの時期のアメマス釣りのポイント・タックル・マナーについての記事を書こうと思います。
ポイント
昨年まで僕は札幌在住で、近場でアメマスを釣るとなると日本海に流れ込む小河川への釣行が多かった。
具体的な河川名は場荒れ防止のため、伏せるが、ぶっちゃけアメマスは意外とどこにでも遡上する可能性があるので近隣の川を丹念にリサーチするのも意外と楽しかったりする(´∀`)
大きなアメマスを釣るには河川遡上、または降海を繰り返すアメマスを狙います。
何故なら、アメマスは死滅産卵をしない(一回の産卵で死なない)ため、何年も生きる個体が多い。
また、産卵後の粗喰いをするので、アメマスが溜まるポイントさえ見つけてしまえばある程度簡単に釣ることができます♪( ´θ`)ノ
本当に意外なところにいるのでビックリすることも多いです♪♪
タックル
小河川でのルアータックル
5〜7fの張りのあるロッドに2000〜3000番代でのスピニングリール。
ラインはナイロンの6〜10ポンドクラスが使いやすいです。
メインラインがPEラインの場合は0.6〜1号にショックリーダーを接続します。
小型のプラグやスプーンをメインに使用します。
大型河川でのルアータックル
7〜9fの16g前後のルアーに対応したロッドに2000〜4000番台のスピニングリール。
ラインは遠投性が効くPEラインを道糸にショックリーダーを接続します。
大型のプラグやスプーン、バイブレーションなど使用します。
小河川でのフライタックル
7〜9fの#4〜#6のロッドに、ラインはフローティングライン。
リーダーは沈める釣りになるのでフロロカーボンがおすすめですが、ナイロンでも可。
エッグフライやウエットフライ、ニンフを使う事が多いのでリーダーは短めで9fほどで十分です。
大型河川でのフライタックル
9〜12fの#5〜#8のシングル、ダブルハンドのロッド。
ラインは遠投をすることも多いためシューティングシステムを組みます。
基本的にインターミディエイト〜タイプⅢくらいまでのフライラインを使用。
ランニングラインは絡み防止のためにシリコンスプレーなどでコーティングしましょう。
深みに潜む大型魚
この時期のアメマスは大きな深み(淵やトロ場、瀬尻)などに群れていることが多いです。
無闇に立ち込むと魚を散らすので、ポイントをみつけたらまず魚を探してみましょう。
魚をみつけたら鼻先にルアーやフライを通すと◎
反応がわるくてもしつこく粘るのが良いと思います。
理由としては、食い気が無い個体でも僅かなイレギュラーなアクションに反応し、気づいた時には口を使っていることも多いから!
この際、
大型魚より先に小型魚が先に食ってくることが多い。
魚が散ってもしばらく時間をおくと元の位置に戻ってくるのでじっくり狙うのがコツですね♪( ´θ`)ノ
動画
このようにスイミングさせて釣るのも面白いですね!
アメマスの生態
アメマス(エゾイワナ)の生態は今日に至るまでかなりの謎に包まれています。
北は極東ロシア、カムチャッカ半島、サハリン、千島列島。
日本では北海道全域〜千葉県以北の一部の地域に至るまで生息する北方系のイワナで、主に河川残留型をエゾイワナ。
降海型をアメマスと呼びます。
太平洋・オホーツク海側の地域と日本海に面する地域で違いがあり、道東(音別川や茶路川、釧路川、斜里川など)のアメマスは秋に河川へ遡上し産卵→そのまま河川で越冬という生活史がほとんどですが、日本海側のアメマスに関しては秋に河川へ遡上し産卵→そのまま降海するタイプと越冬するタイプがいます。
一説によると、太平洋に面する河川は急流河川が少なく流れも緩やかで大きな深みがあるため越冬に適しているという事。
日本海側はうってかわって急流河川が多いため越冬には不向きで、エサが多く、海水温が高い日本海に降海する個体が多いみたいです。