- 目次 -
TogglePROFILE
齊木秀祝(さいき・ひでのり)
アイステージ軽井澤 代表取締役
2004年に初めて夫婦で軽井沢に訪れる。翌年2005年には土地を購入して移住する決断の早さで夫婦共々軽井沢で別々の不動産会社に勤務する。10年の月日を経て夫婦でアイステージ軽井澤として不動産業を独立。
Introductory chapter
私自身、軽井沢への移住で奥様である齊木由美さんに物件をエスコートしていただいた一人です。自然暮らしの街、軽井沢へこれから暮そうと思っている方々のために詳しくお話を伺いました。
2017年2月23日 取材
プロデューサー:堀田健志
名古屋から軽井沢へ
—— 齊木さん、本日は宜しくお願い致します。
齊木:はい、こちらこそお願いします。
—— まずTABLENOTE [テーブルノート]読者様で初めて齊木さんを知る方も多いと思いますので、簡単な自己紹介をお願いします。
齊木:アイステージ軽井澤 株式会社 代表取締役の齊木秀祝(さいきひでのり)です。
名古屋出身で1967年の10月17日生まれ天秤座です。趣味はスキーですね。
2017年の1月12日に会社登記を終え、新たに軽井沢の不動産に仲間入りし、別荘や土地を仲介していく不動産会社「アイステージ軽井澤」を立ち上げました。
—— 名古屋から軽井沢への移住というのは大きな決断のように思えますが。
齊木:そうですよね〜。もともと軽井沢には知り合いも全くいなかったんですよ。でも妻が積極的に軽井沢を気に入って…(笑)毎月、毎週のように軽井沢に足を運びました。
—— 齊木さんが初めて軽井沢に来られたのは?
齊木:2004年の夏ですね。たまたま折りたたみ自転車を購入したので、どこかにサイクリングに行こうという事になり、妻とはじめて軽井沢にいきました。
—— 割とライトな感覚で軽井沢にサイクリングに訪れたんですね。
齊木:そうなんです。ちょうど季節も夏で、新緑の中を妻とサイクリングしたのが最初の軽井沢でしたね。
—— 素敵なサイクリングになりましたか?
齊木:いや〜とても気持ちがよかったですよ〜。自転車を漕いでいる時に吹く風や、流れる色とりどりの景色も。空気も美味しくて本当に最高でしたよ。
—— サイクリングしたエリアはどちらでしたか?
齊木:旧軽銀座あたりでしたかね。これがきっかけでちょこちょこ軽井沢に来ることになり、翌年の4月は軽井沢へ移住していましたね。
—— その時はどこに宿泊していたんですか?
齊木:エクシブですね。
—— 他には?
齊木:エクシブですね(笑)エクシブオンリーですね(笑)建物も雰囲気も良かったですし。
アイステージ軽井澤 会社設立へ
—— 会社を立ち上げた経緯などを教えてください。
齊木:軽井沢に夫婦で移住して来たのは2005年の春です。
移住後は私も妻も軽井沢で10年別々の不動産会社に勤めておりました。
お互いこれまでの10年と、これからの10年を一緒にしっかり考え見据えた時に、本当に自分たちのやりたいやり方で不動産をやっていきたいという想いが合致し、色々なタイミングが次々と流れてきたことがきっかけですね。
—— 2人でやっていく想いがうまく合致した。
齊木:そうですね、お互いに協力関係を築いて独立していけると判断したからですね。
名古屋で勤めていた時も不動産の仕事に携わっていましたので軽井沢でも不動産の仕事をやってみたいと思ったのがきっかけです。
軽井沢の自然に魅せられ、好きで、軽井沢で生活がしたいなと思ったんですよね。それから軽井沢の自然の中で働いてみたいなと思ったんです。
—— 軽井沢で働いてみて最初に感じた違いはありましたか?
齊木:はい。やっぱり土地や物件を見にいくことがとても楽しみになりましたね。
いく先々の木の雰囲気やそこに待っている草花、流れる景色も繊細に変化し、自然の中に出掛けていくことが楽しいですね!
—— お客様を現地に案内している時も?
齊木:そうですね。むしろどちらかと言うと、お客様を物件にご案内している時はより楽しくて〜(笑)
軽井沢に物件探しにお越しになったお客様に対して、自分の気に入った物件をお客様が気に入って頂いた時はさらに大きな喜びになります。
—— それは素晴らしいですね。アイステージ立ち上げ前の10年は、どのくらいの現地でご案内してこられたのでしょうか?
齊木:えっと、案内件数ですか〜。10年ですので数千件位ご案内させて頂きましたかね〜。妻の件数も合わせるとかなりの件数になりますね。
—— すごい件数ですね。軽井沢の街を作って来たと言っても過言ではない。経験が豊富なのですね。
齊木:いえいえ。
今まで経験してきたことを活かして、これからは自分達のやっていきたいスタイルを二人でやっていきたいなぁ〜との想いが段々強くなってきましたね。
軽井沢移住 成功へのアドバイス
—— 移住を成功させうまくいった秘訣は何かあったのでしょうか?
齊木:やっぱり自然が好きということでしょうね。
妻が移住する前から積極的に軽井沢でよく物件探しをしていたんですよ(笑)
それで軽井沢に行く度に物件をいろいろ見ていましたね。結局移住する前に土地を購入してしまいました(笑)
ものすごく気に入った物件が出てきたので、思い切って購入したことが移住のきっかけとも言えますね。
—— 「気に入った物件があった時が購入のタイミング」これは名言ですね。
齊木:そうですね、やっぱり気に入った物件というのはそういくつもある訳ではなく、見て気に入ってワクワクした時が本当の購入のタイミングだと思いますよ。
—— 最高の物件を探したいと思いますが、アイステージで取り扱う物件というのは主にどういったものでしょうか?
齊木:はい、基本的には土地が多いですね。他には新築や中古物件の取り扱いもあります。
—— どのようなお客様にご相談をされていくご予定なのでしょうか?
齊木:これまでにお付き合いのあるお客様からご紹介頂いた方々のご相談をお受けしております。
またホームページからお問い合わせを頂いたお客様との出会いも大切にしていきたいと思っています。
—— サイトからのコンタクトですね。また話が前後してしまいましたが、ここで「アイステージ」という会社の名前の由来をお伺いしても?
齊木:アイステージの「アイ=愛」で、ハートです。そして「人」もシンボルとして表しています。
ステージは「新しい環境」という想いになります。心や体を新しい環境である軽井沢で、移住や新生活をお考えのお客様のお手伝いをしたいという想いが込められています。
これが一言で「愛の私のステージ」とも言えます。このような想いが会社名の由来ですね。
で…よかったかな?(妻を見る)
スタッフ一同:(笑)
由美(奥様):なんで私を見て確認するのよ(笑)
—— なるほど。どうやら奥様が命名者のようですね。つまり次の私のステージは愛であり軽井沢なんですね。
齊木:そうですね。次は軽井沢であなたの愛のステージです。
—— では移住を検討しているお客様の視点で、いくつか質問をお伺いします。軽井沢への移住に際して季節的な暮らしで気をつけていきたい点などアドバイスをお話し頂けますか?
齊木:はい。やっぱり軽井沢の冬ですね。冬の生活に対応していくということはとても大切です。軽井沢は雪が降りますので、車はスタッドレスタイヤ、チェーンが必ず必要です。
建物であれば水道管が凍ったりしますので、水抜き作業が必要です。都会ではなかなか体験しない生活が軽井沢では起きますので、冬の暮らしにはちょっと気をつけた方がいいですね。
—— 春には何かありますか?
齊木:春から夏にかけての梅雨の時期にはありますね。
この時期は、湿気が多くなりますので、家造りをお考えの時は湿気対策を考えた方がいいですね。
例えば家の基礎を高くして通気性を良くしたり、除湿機を設置したりするのが基本的な対策になります。
—— 軽井沢のエリア毎で湿気も変わって来るのでしょうか?
齊木:そうですね、やっぱりエリア毎に湿気は全然違います。
ご希望のエリアごとに詳しくご案内させて頂きたいと思います。
軽井沢と五行のエピソード
—— 都会から軽井沢暮らしを憧れ目指す方は多いと思います。そこで軽井沢への移住を成功させたい方のために、自然界の五行、木火土金水と合わせて軽井沢の楽しいエピソードなどお話をお伺いしていきたいと思います。
「木」のエピソード
まずは軽井沢に関して「木」のエピソードは何かありますか?
齊木:そうですね、軽井沢には色々な木がありますが、その中でも栗の木があります。例えば、自分の敷地の中に栗の木があると、栗を拾って栗ご飯を食べることができます。おいしいですよ〜!
—— 齊木さんは栗ご飯好きですか?
齊木:んも〜〜大好きですね。美味しいですよ〜。TABLENOTE [テーブルノート]には、栗の画像もたくさんありますよね。
—— はい、奥様が毎朝写真をアップしてくださっているおかげです。他に「木」にまつわるエピソードは?
齊木:あとはハンモックですかね!
—— え?ハンモックはどこでできるのですか?
齊木:自宅の敷地に木があれば、ハンモックができます。
木と木の間にハンモックを吊るして、ハンモックから見上げる青空、鳥、風、とても気持ちがいいですよ〜。
—— ハンモックを吊り下げられる土地というリクエストもあるのでしょうか?
齊木:リクエストもありますよ。敷地に木があれば、大丈夫です。
—— 他には「木」のお話は?
齊木:あとはやっぱり薪ストーブですね。丸太をチェーンソーで玉切りにして、その後、薪割りをして約2年くらい乾燥させてから使えるんですよ。
薪ストーブの炎を眺めていたり、燃えるパチパチという音を聞いているだけでも心が癒されますし、体の芯まで温まります。また木は捨てる部分がなく、全部薪として使えます。
しかしどんな木でも燃やせるというわけでもなく、薪に適した木や、逆に不向きな木もありますので注意は必要です。
特に赤松やから松などは、タール分が多く、煙突内部にススが溜まってしまうので、煙突火災の原因にもなりやすいので十分乾燥させてから使って下さい。
—— アイステージさんにご相談すればいろいろ教えてくれますか? 移住して薪で困ることはないですか?
齊木:はい、ご安心下さい!とても親切に薪を販売して頂ける業者さんをご紹介できますので大丈夫ですよ。いろいろお安いところもありますしね〜(笑)
「火」のエピソード
—— 「火」についてエピソードはありますでしょうか?
齊木:やはりバーベキューですね〜。夏は仲間をたくさん呼んで庭でバーベキューをするのが楽しいですね。よく別荘でバーベキューをされている方がたくさんいますよ。
—— 仲間と囲む食事は美味しいものですよね。
齊木:あ!それとピザ釜っ!おいしいですよ!
私の知り合いで庭先に大きなピザ釜を造って、自分でピザを焼いて楽しんでいる人がいますよ。
デザートピザなど色々な種類を作って楽しんでいます。
—— キッチンではなくお庭にピザ釜を造っているんですか?
齊木:そうなんです!キッチンではなくお庭なんですよ。その他に、焚き火をたいて火をぐるっと仲間で囲んで語らっている光景も目にします。やはり、軽井沢ならですよね。
—— また釜戸があるイタリアンレストランなど、軽井沢に多くあるような気がしますが、どこかオススメはありますか?
齊木:軽井沢はイタリアンレストランが多いですよ。お気に入りの一つに、ラ・パッキアという中軽井沢の農協通りにあるお店なのですが、ピザもパスタも本当に美味しいですよ〜。
他に軽井沢の隣町にジンガラという、もっちもちの大きな美味しいピザを食べれるお店もありますよ。
あと「火」といえば、夏になるとプリンスで花火が毎年打ち上げられます。綺麗ですよ。
—— 私ごとですが誕生日の日、偶然軽井沢でプリンスプラチナバーゲンで花火が舞い上がったことがあります。ビックリしました。とても近くで本当に綺麗な大きな花火。
「土」のエピソード
—— 「土」についてなにかエピソードはありますか?
齊木:よく軽井沢にお越しになる方で家庭菜園をやられる方も多くいます。
自分たちも猫の額ほどですが家庭菜園を造りました。最初は土起こしから始めてね。土を掘れば掘る程、石がゴロゴロでてきますので大変でした。家庭菜園で作る野菜は、トマトやピーマン、モロッコ、ナスなどを作りましたね〜。やっぱり自分で作る野菜は美味しいです。
—— 高原野菜などは?
齊木:キャベツとかも作りましたけど…。苗を1つ買っても、スーパーで1玉買ってもどちらも100円位なので、今キャベツは作るより買ってしまいますね。
—— 軽井沢で畑をやりたい方も多くいますか?
齊木:いらっしゃいますよ。
就農(農家)を考えている方は少ないですが、ガーデニングや家庭菜園を作りたい方は非常に増えてますね。自分の敷地に綺麗な花々を咲かせてお庭を豊かに楽しまれている方も多いですよ。
—— 雨上がりの軽井沢の土の香り、とても良い香りですよね。
齊木:土をいじると癒されると良く聞きます。別荘を所有している方の中で、休日を利用して軽井沢に土いじり(ガーデニング、家庭菜園)をしに来る方も増えてます。土の香りが体に良いんですかね〜。
「金」のエピソード
—— 「金」についてのエピソードを何かお願いします。
齊木:軽井沢では金属素材として、屋根をガルバリウム鋼板を使う方もいますね。
雪が屋根にずーっと積もったままの屋根材ではなく、雪が落ちやすいような屋根材です。雪国の場合はなるべく屋根に雪が残らないようにした方がいいですね。瓦などもありますが、その時は表面が平らでツルッとしたものもよく見かけます。
—— お家造りに木造と鉄骨がありますが、軽井沢は鉄骨の家はあまりみかけないですか?
齊木:鉄骨は比較的少ないですね。やはり軽井沢は木造住宅が多いです。
その理由として、軽井沢は寒冷地ですので熱伝導率の良い素材はあまり向いていないと思います。木材は熱を伝えにくいので、外の寒さを家の中に伝えにくい素材になりますので、冬を暖かく過ごして頂くのであれば熱を伝えにくい木造住宅をおススメ致します。軽井沢は寒冷地なので、冬に暖かい住まいをお建てください。
—— はい、木造住宅の暖かさと温もりは軽井沢らしさを想起される方もいらっしゃるでしょうね。
齊木:そうですね。他に金属として考えられるとしたら〜、う〜ん…金属を使っている車かな〜。車はSUVとか車高の少し高い車が人気がありますよね。出来れば四駆をおススメ致します。
「水」のエピソード
—— 最後に「水」のエピソードは。
齊木:軽井沢は水が本当に美味しいですよねー。水道水をそのまま飲んでいただいても安全でとても美味しいです。
また軽井沢には水源もいくつかあります。
—— 海外からの投資家が日本の水源に注目していますが。
齊木:海外から日本の水源を求めて土地を買収という動きは数年前からありましたが、軽井沢では水に関する規制があります。
地下水を設けようとしたらまず届出が必ず必要でして、許可が降りなければ地下水を勝手に汲むことはできないのです。
—— 地下水を利用している方は今でもいらっしゃるのでしょうか?
齊木:井戸を掘って飲んでいる方もいらっしゃいますよ。少ないですけど。
例えば水道水がきていない土地を購入して住んでいる方々は井戸を掘って使っています。別荘を探されている方の中に、人里離れた静かな場所で、周りに家がないところを希望されるお客様もいらっしゃいます。
—— そのような静かな土地、軽井沢にまだあるのですか?
齊木:勿論ありますよ。ご相談いただければご紹介できます。
—— 他に「水」のエピソードは。
齊木:冬の時期だけオープンする屋外スケートリンクがあります。私はまだ利用したことがありませんが、子供達は寒い屋外で楽しくスケートをしています。
—— 木火土金水についてありがとうございました。
齊木:四季折々の軽井沢ならではの自然の暮らし方、楽しみ方を一緒に味わっていただければなと思いますね。
次はあなたの愛のステージを
—— 軽井沢を愛する人にたくさん訪れて欲しいですね。
由美:我々夫婦でも愛を持ってみなさまの物件探しのお手伝いをさせていただきます。
—— 愛といえば、軽井沢は夫婦暮らしや、カップル、デートコースにもよく選ばれますよね。
由美:軽井沢は結婚式場もたくさんあります。軽井沢で結婚式をあげたいというカップルの方は結構いらっしゃいまして。そこでまた愛を育んでいただければと。そして軽井沢に愛の巣を作っていただければ最高ですね。
そして一件でも多く、軽井沢を愛のステージにしていければと願ってます。
—— 現在、アイステージさんのオフィスで齊木社長自ら壁のペンキを塗ったりとオープンに向けてとても忙しい状況での取材となりましたが、これからアイステージに訪れるお客様にどんなご提案をしていきたいですか?
齊木:不動産というと敷居が高かったり、お店にとても入りづらかったりすると思うのですが、もっと気軽にお店に来ていただけるような配慮を我々夫婦はしていきたいと思っています。
具体的には軽井沢での生活ってわからないことがたくさんあると思うんですね。多岐に渡りどんな些細なことでもご相談にのり生活のサポートにも積極的に対応していきたいと思います。
—— とても有り難いですね。
由美:我々も名古屋から知らない地に来て、やっぱり最初に感じたこと、移住への不安はたくさんありました。これから探す方も同様だと思うんですよね。
そういった不安を自分たちの経験の中でお役に立てて頂き、安心して物件探しのお手伝いをさせて頂ければと思っております。
自然と同調して生きて行きたい皆の思いを一緒に叶えさせて頂きたいなと。
由美:実は私は軽井沢に来た時には、どちらかというと心も体も病んでいたって言うか、そんな時でした。
それが軽井沢に来てから一変して、心も体もとても元気になったんです。そのことが私の一番体感したことと言えます。
体調が回復していったのは、それは土地のエネルギーだと思うのです。
同じように、軽井沢の土地のエネルギーを皆が感じていただければと願うと同時に、心と体もリフレッシュさせていただきたいなと思っています。
—— 軽井沢で心も体も元気になれたんですね。
齊木:そうですね、妻はいまはとっても元気そのものですが、名古屋にいた当時は、体が辛くて一年の半分は寝ていたんですよね。
—— そうだったんですか。
由美:それが軽井沢にきて元気になっちゃいましたね。
これが軽井沢に移住したかった一番のきっかけだったんです。
自然というのに同調していくというか同化していくのが、私は一番心も体も元気になっていくなって体験として感じています。
—— どのような自然を体感したのでしょうか?
由美:鳥が鳴いたり、草木が芽吹いたり、自然界の小さな一つ一つのことが鮮明に嬉しく感じられるようになったんです。
星、空、空気、日差し、自然界の色々なものがダイレクトに感じられました。
是非皆様にも体験して欲しいなと思います。
—— 素敵ですね。
由美:自然を愛でることができるというか、自分自身も自然に対して繊細になっていったんだなと思います。
齊木:春になると若葉が芽吹き、徐々に緑が濃くなっていって、秋になると今度は葉が黄色から赤、茶色へと紅葉し、「あ〜また冬が来るんだな」って、季節を感じるようになりました。
—— 美しき季節の変化。一瞬一瞬を見逃せないですね。
齊木:そうですね!名古屋の時は空ってあまり見上げなかったんですが、軽井沢は星空が綺麗ですし、満月の時なんかは、とても明るく大きく輝いているんですよ。都会にきて感じもしなかったことを本当に多く感じるようになりました。
由美:自然の中にいれば、心の中もきっと何かが変化していくと思います。
齊木:軽井沢はよく、「屋根のない病院」と云われているんです。病院という箱がなくても、自然の中で暮らしているだけで元気になっていくというのを、まさに妻が体験し、病院など通わずに自然治癒で元気になっていくことを体験しました。
だから同じような悩みを持っている方には是非軽井沢の自然に触れて頂いて、心も体も元気になって頂ければ幸いだなと思っています。
移住の決断とタイミング
—— 軽井沢への移住をお考えの方へのメッセージをお願いします。
齊木:はい。軽井沢への移住は大きな決断かと思います。
そして大切なのが最後は移住に対する勇気だと思います。
軽井沢に行きたいなと思う方はけっこういらっしゃるんですけど、やはり何かが邪魔してしまって、その枠を超えることができない人というのは結構いらっしゃると思います。
仕事だったり、お金だったり、家庭環境であったり…。理由は様々ですけどね。
—— 確かに、できない理由や不安をあげることはいくらでもできてしまう。
齊木:しかし、あなたの心が、ハートが、本当は軽井沢に行きたいと思っているのならば、その気持ちを強く感じることが大切であって、あとは勇気が大事かなって思います。
次のステージは愛のステージ。そこに行く勇気ですね。勇気を持っていただければきっと新しい世界が待っていると思います。
ワクワクする気持ちを大切に、新しいステージや世界を創っていきたいという思いが強ければ強いほど、そこには今までと違う楽しい世界が待っていますよ。
私たち夫婦も必ずお役に立てるようにお手伝いして行きたいと思います。
—— 自然暮らしの大先輩のエスコートはとても心強く頼もしいですね。
齊木:別荘が欲しいなぁ〜、移住したいなぁ〜と思った時には、ぜひ軽井沢にお越しください。
なんでもそうですが一歩踏み出す勇気が一番大切なことかなと思います。
まずは気軽に軽井沢に遊びに来て頂けると良いと思いますよ!
—— はい、ありがとうございます。
次回ゲストのご紹介
——軽井沢の自然暮らしを影で支え、善に貢献していると思う方をテーブルノートのリレーインタビューにご指名とご紹介をお願いします。
齊木:ええ、お任せ下さい。
何人かご紹介させて頂きたい方はいるのですが、軽井沢に来て初めてお世話になった、リアライズ株式会社の篠原社長をご紹介しますね。
——リアライズの篠原さん。
齊木:実はリアライズさんは我が家を建てて頂いた建築家さんです。
軽井沢で別荘や定住を考えている方に対して、快適な暮らしの家づくりのご提供をもう何件もされているベテランの方です。
軽井沢において家づくりの貴重なお話など、色々してくれると思いますよ。
—— 素敵ですね、ご紹介ありがとうございます! ではいま…お電話していだいても?(笑)
齊木:今ですか?本当に?(笑)ええ、もちろんいいですよ!
📞 齊木:あっ!もっしも〜し! どうも〜久しぶり〜。
📞 篠原:久しぶりです〜齊木さんどうしたの?
📞 齊木:実はいまテーブルノートの取材を受けているんだけど。
📞 篠原:取材ですか。え?なんの取材ですか??
📞 齊木:え? 秘密ー!(笑)
📞 篠原:秘密(笑)
📞 齊木:で、次まぁシノさんにね、取材を受けて繋いでもらいたいと思うんだけど。
📞 篠原:ん。大丈夫大丈夫!OK〜。
📞 齊木:OK〜(笑)ではまた〜!
📞 篠原:は〜い。また〜。
—— これまた愉快なご紹介をありがとうございます!
齊木:はい、どういたしまして。
—— 長文になってしまいましたが、本日は長時間の取材とお話をありがとうございました。本記事がこれから軽井沢移住を考えている方の良き参考情報になれば幸いです。
本日は長時間ありがとうございました。
齊木:はい、こちらこそありがとうございました。
記事楽しみにしていますね。ぜひまたお気軽にあそびにお越しくださいね。次はいつ来るの?
—— はい、毎月のように軽井沢にきますよ。
齊木:はい、また来るときは必ず教えてくださいね〜。できれば新幹線に乗る前からね!色々エスコートしますよ。
—— はい、嬉しいです。とてもたのしみにしてます。ありがとうございました!
齊木:はい、ありがとうございました。
リレーインタビュー
第3話へ
齊木さんご夫婦のご紹介により、リレーインタビューのバトンはリアライズ代表の篠原さんへとストーリーが紡がれていきます。
齊木さんが厚い信頼を寄せるという篠原さんのカスタムオーダーメイド住宅建築・設計のお話はどのような展開に繋がっていくのでしょうか。
次回もどうぞお楽しみにご期待・ご覧ください。
アイステージ軽井澤 関連リンク
|STAFF
取材企画・編集構成・プロデュース:堀田健志
インタビューア:齊木由美
Special THX : All STAFFS, & YOU.
写真:©︎TABLENOTE